【BASEテンプレート】有料テーマと無料テーマの違いについて

有料テーマと無料テーマの違いについて

BASEには無料テーマと有料テーマがある

ネットショップ作成サービス「BASE」にはデザインをカスタマイズできる「ショップデザイン機能」があります。

「テーマ」はショップデザインの元となるデザインテンプレートのことで、「テンプレート」「デザイン」「デザインテーマ」など同じ意味ですが様々な呼び方があります。

テーマには有料・無料の2パターンがあり、費用の有無だけではなく、それぞれの特徴があります。BASEでネットショップ運営をしていく場合は必ずどちらかを利用することになりますので、それぞれの特徴を知っておきましょう。

有料テーマとは

BASEデザインマーケットで販売されている、BASEの審査をクリアした高品質なデザインと機能を搭載したテーマです。

BASE有料テーマ
BASE有料テーマ

価格は5,000円〜25,000円前後と少し幅があります。プロのデザイナーやWEB制作会社が作成しているので、どのテーマもクオリティは高め。それぞれのクリエイターが考えた独自の機能が搭載されて使いやすく作られています。

HTML・CSS・JSといったコードをカスタマイズしたい場合、BASE Appsの「HTML編集」を使って購入したテーマを元にカスタマイズすることも可能です。

無料テーマとは

BASEがオフィシャルテーマとして出しているのが無料テーマです。

BASE無料テーマ
BASE無料テーマ

デザインはベーシックなものが多いですが、最大の特徴はノーコードに特化していることです。デザインパーツ機能とページ追加機能でコードを使わずにショップを拡張できます

ただし、HTMLやCSSなどのコードをカスタマイズすることはできません。

有料テーマと無料テーマの比較

ここからは有料テーマと無料テーマの具体的な違いについて比較してみます。
まずはそれぞれの特徴を比較しながら違いを見ていきます。

有料テーマのデザイン
有料テーマのデザイン
無料テーマのデザイン
無料テーマのデザイン

有料テーマと無料テーマの比較表

有料無料
費用5,000円〜0円
デザイン外部のクリエイターが制作
90種類以上
(2024年3月時点)
BASE公式が制作
20種類以上
(2024年3月時点)
デザインパーツ機能×
ページ追加機能×
HTML編集機能×
BASE Apps一部利用不可全て利用可
デザイン性高い普通
機能性
テーマごとに独自の機能がある

どのテーマもほぼ同じ
カスタマイズ性
購入した有料テーマを元にコードからカスタマイズが可能

デザインパーツ・ページ追加以外のコードからのカスタマイズは不可
使いやすさ
※テーマにより異なる

ざっと比較してみるとこのようになりました。

有料テーマは「デザイナーズテーマ」とBASEが表現していますが、その呼び名の通り、やはりプロのデザイナーや制作会社が作成しているため、デザイン性が高く、ショップの世界観や個性を出しやすいものが多いです。機能性に関しても、テーマによって独自の機能が多数搭載されていますので、90種類以上のテーマの中からショップにぴったりの機能を見つけられるかもしれません。

ただし、使いやすさの面では各テーマによってクセがあるので、良い・悪いが出てきます。

逆に無料テーマは、ノーコードで扱えることに特化しているため、使いやすさが抜群です。
初心者でもそこまで苦労せずに最低限の内容で早く作成できますし、「ここに画像を追加したい」「ここにテキストを追加したい」といった要望もデザインパーツ機能ですぐに実行できます。

▼デザインパーツ機能について
https://baseu.jp/20216

これだけでどちらが良い・悪いはないと思いますが、比較表を見るとある程度は棲み分けされているので、ショップに期待するものが有料テーマと無料テーマのどちらにあるかで選び方も変わってきそうです。

有料テーマの価格で優劣はある?

有料テーマの価格でデザイン性や機能性に優劣はありません。

冒頭で説明した通り、有料テーマは5,000円〜25,000円前後と価格に幅があります。
では価格の高いテーマは機能やデザインが優れていて、価格の安いテーマはそうでもないのかというと、そういうわけではありません。

有料テーマの価格は、5,000円~100,000円の間でクリエイターが自由に決められます。
機能やデザインが優れているということで価格が決まっているわけではありません。クリエイターが自身の判断のみで価格を決定しているため、価格だけで優れたテーマかどうかは判断できません。

ただし、高価格帯のテーマはクリエイターがそれだけこだわって作成し、売れる自信があるからその価格を付けている、いうところで他のテーマよりもデザインや機能性に優れている可能性は高いです。

価格で優劣がない、というのは逆に安くても機能的にもデザイン的にも充実しているテーマがあるということなので、テーマを探すときは「1番高いから1番良さそう!」ではなく、まずはいろんなテーマの説明やデモショップを見てみることをおすすめします。

弊社が作成したBASE有料テーマも10種類以上販売していますので、説明サイトを見てじっくり検討していただければ幸いです。

▼弊社制作のテーマはこちらから
BASE有料テーマ一覧

有料テーマの価格が徐々に上がってきている?

ここ最近の傾向(2024年3月時点)として、新しく販売開始されたテーマが20,000円前後のものが増えてきました。2022〜2023年時点では16,000円ぐらいが全テーマの中で最高値でしたが、ここ半年ぐらいで新しく販売されるテーマの価格がおおよそですが5,000円ほど上がっています。

テーマの高品質化もさることながら、BASE Appsの増加で対応しないといけない内容も徐々に増えているので、その工数も販売金額に反映されているのかもしれません。また、販売金額は自分で決められるという構造上、1人のクリエイターが2万、3万とテーマの価格を釣り上げると、他のクリエイターもそれに追随してこの先どんどん平均価格が上がっていくことも考えられます。

ただし、先に述べましたように、価格でテーマの優劣は付きませんので、品質やデザインが良いとも限りません。テーマを選ぶ時は慎重に選びましょう。

優れた有料テーマを探す3つのポイント

  • できるだけ新しいテーマであること
  • メンテナンスや更新の頻度が高い
  • 欲しい機能・デザインが搭載されている

【ポイント1】できるだけ新しいテーマであること

WEBサイトの技術は日々進歩していますので、古いテーマよりはできるだけ新しく販売開始されたテーマの方が、新しい技術やデザインを取り入れていてより洗練されているテーマである可能性が高いです。

具体的にはBASEデザインマーケットの新着一覧をチェックしてみましょう。

BASEデザインマーケットの新着一覧
BASEデザインマーケットの新着一覧

【ポイント2】メンテナンスや更新の頻度が高いテーマ

メンテナンスや更新の頻度が高いことも選ぶ時のヒントになりそうです。
古いテーマでも定期的にメンテナンスされていれば、新しいテーマと変わらないぐらい使いやすく維持されているものもあります。

更新しているかの確認方法としては、テーマの購入ページで「テーマ情報」という項目の「最終更新日」を見るか、もしくはクリエイターによってはテーマの説明や説明サイトに更新情報を掲載しているので、そこからメンテナンス頻度が高いかどうかや新しくリリースされたAppsに対応しているかなどを確認してみると良いでしょう。

弊社が販売している有料テーマに関しては、常に公式からの情報をキャッチアップし、最新の状態を保つように努めています。

【ポイント3】欲しい機能・デザインが搭載されている

いくら新しくてメンテナンスが行き届いていても、「Instagramの埋め込み機能」がなければInstagramを埋め込むことは難しいですし、メインビジュアルに動画の表示をしたくてもなければそういう機能がなければあきらめるしかありません。レイアウトについても、1カラムでデザインされているテーマの場合、2カラムに変更することはできないことが多いので後から変更できません。

BASE Appsの対応についても同じで、一部対応していないAppsがある場合は、いくら待っても対応にならない可能性があります。もちろん購入した有料テーマを元にコードを自身でカスタマイズすることは可能ですが、ハードルは高めです。

そのため、テーマを決めるときはデモショップのデザインの雰囲気を見て気に入ったという理由が多いと思いますが、それに加え、何かゆずれない機能がある場合はその機能を優先した方が良いでしょう。テーマの説明や説明サイトをじっくりみてから慎重に決めると良いと思います。

また、説明サイトにはお問い合わせフォームが設置されていることがほとんどなので、購入前にそこから直接クリエイターにテーマの機能やデザインについて質問をするのも良いと思います。

弊社でも専用フォームでご質問を受け付けておりますので気軽にお問い合わせください。
BASEテーマに関するお問い合わせ

無料テーマと有料テーマ、どちらを選べば良い?

結論としては有料テーマをおすすめします。

ただし、ネットショップ運営において重視していることや方針がショップによって異なりますので、どんな場合にどちらを選べば良いか見ていきましょう。

無料テーマがおすすめの場合

まずどうしても初期費用を抑えたいなら無料テーマを選ぶ方が良いでしょう。

また、自由にページ追加したり、画像やテキストなどのコンテンツを追加したりしたい場合も無料テーマをおすすめします。

有料テーマがおすすめの場合

初心者の方で予算が1〜2万程度かけられそうな場合は、有料テーマをおすすめします。
なぜなら、有料テーマはある程度の完成形が見えるので初心者にとって設定しやすいからです。

有料テーマは、大体のテーマの説明サイトにどのくらいのサイズの画像を用意すれば良いかといった編集方法が細かく書いてあるので、それに合わせて編集すれば、デモショップのような見た目のショップを簡単に作れます。

有料テーマの説明ページ
有料テーマの説明ページにテーマの編集方法が掲載

無料テーマの方は、自由度が高いだけに逆に完成形が見えづらく、初心者だとどこにどんなコンテンツをどんな風に用意すれば良いか、画像のサイズはどのくらいのものが良いのか、といったことをすべて自分で考えながら作らないといけないので、作業自体は簡単ですが出来上がりのサイトがごちゃごちゃになる、といったこともあり得ます。

その点、有料テーマは自由度は低いですが、プロがしっかりデザインしたところに画像やコンテンツを当てこんでいくだけでデモサイトと同じようなサイトが完成するので、それだけでもメリットになります。

そのため初心者であればまずは有料テーマをおすすめします。

すでにいくつかBASEやその他のECサービスでネットショップ運営を経験済みの方であれば、有料・無料どちらのテーマから始めても成果を上げることが期待できますので、まずは無料テーマで運用してみて利益が出たら途中から気に入った有料テーマに変更しても良いと思います。

有料テーマはショップを開設したらすぐに使い始めないといけない決まりはないですし、ある程度利益が出てからショップのリニューアルとして購入してみるのもアリです。

BASEの有料テーマはお得!

ともあれBASE有料テーマはお得です。

例えば同じ様に有料テーマと無料テーマがあるようなサービスで、Shopifyの場合ですと、有料テーマの価格帯は200〜300USD(約30,000円から45,000円)です。カラーミーショップもほとんどが30,000円台となっています。

それらと比較すると5,000円台から豊富な種類のテーマがあるBASEは費用が抑えられそうですね。

また、制作会社にBASEのオリジナルテーマやShopify・その他CMSでEC構築を依頼した場合、内容によっては費用が50〜100万前後かかっても全然おかしくないので、それと比べればコストパフォーマンスはかなり良いと言えるでしょう。

加えて、BASE有料テーマは買い切り型のため後から追加コストがかかることもないので安心です。

まとめ

今回はBASEの無料テーマと有料テーマの違いについて書きました。

様々な観点から、筆者のおすすめはBASE有料テーマです。

ただあくまでも一意見ですので、どちらか選ぶ際は、単純に費用の違いだけでなく、機能やデザインの必要性、ネットショップ運営方針など様々な角度から検討して、どちらが自身のショップに向いているか慎重に考えて選びましょう。

無料テーマと有料テーマの選び方についてまとめると、下記のようになります。

▼無料テーマを選ぶなら

  • 初期費用を抑えたい
  • ネットショップ運営に慣れている
  • ページ追加機能が必要
  • デザインパーツ機能が必要

▼有料テーマを選ぶなら

  • 予算が1〜2万出せる
  • BASEショップの開設が初めて、または初心者
  • 欲しい機能・デザインが有料テーマにある
  • ショップの世界観を表現したい
  • テーマを元にしてコードをカスタマイズしたい

なお、弊社(株式会社SHARESL)は依頼を受けてオリジナルテーマを作成したり、有料テーマを10種類以上販売したり、BASE有料テーマ作成において実績がございます。

>>>>BASE有料テーマ一覧

今回はそういった制作者側からの視点として無料テーマと有料テーマの違いについてまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

関連リンク

BASE Partners

有料テーマのカスタマイズ
お見積もり・ご依頼も
ご予算3万円からお受けしております

ご相談はこちらから
  • 月額500円のアプリ無償化
  • 総額1万円のクーポンの提供
申請はこちら